IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチの前日軽量がアメリカのニューヨーク マジソンスクエアガーデンで行われ、王者のTJドヘニー(アイルランド)と挑戦者の高橋竜平(横浜光)がそれぞれ一発でクリアした。以前から、交渉中であったものの、2019年1月7日に急遽開催日を告げられ、不意打ちのようなタイミングで条件をつきつけられた挑戦者の高橋陣営だったが、開催日も会場の条件もすべて受け入れ実現したのが今回の試合だ。


 王者のTJ・ドヘニーは岩佐亮佑からタイトルを奪ったボクサー。インファイトが主体のボクサーではあるが、岩佐戦では巧みなアウトボクシングでポイントを重ねて判定勝利している技巧派の側面も持つ。そんなドヘニーは初防衛戦の相手として高橋竜平を選んだ。大手のプロモーターと契約したばかりのドヘニーにとってはアメリカの大舞台で手頃な格下を選んで、ボコってやろうという意図が見え見えだ。高橋もそれがわかっての挑戦だろう。だからこそ、勝ってもらいたい。試合は日本時間の19日に行われる予定。