後楽園ホールで行われた大橋ジムの看板選手2名 元世界3階級制覇王者の八重樫東と東洋太平洋フェザー級王者の清水聡が揃ってKO勝利した。今回の相手は二人とも日本人の強豪選手だった。


【八重樫東の試合】
試合開始から積極的に前に出る激闘王の名前に恥じない戦いぶりで、向井寛史を相手に力勝負に持ち込んだ。6Rには向井の右ストレートがキレイに決まり、会場全体がひやりとした瞬間だったが、その後は八重樫が反撃し、ダウン寸前まで向井を追い詰めた。八重樫は勢いは止まらず7Rにも猛攻をしかけ、連打を浴びせTKOで試合を終了させた。

【清水聡の試合】
西日本の豪雨被害で実家が流されるという災難に見舞われた清水。序盤は挑戦者の河村真吾のインファイトに若干苦しめられるが、リーチの長い右ジャブでペースを掴み始めると、主導権は完全に清水へ移行。4Rにダウンを奪うと、その後も強烈なボディアッパーを決め挑戦者の河村に何もさせずTKOで試合を決めた。

八重樫は今回の勝利で世界ランキング15位以内復帰の可能性もあり、日本人初めての4階級制覇にも現実味が帯びてきた。清水聡も同様に今回の勝利で世界ランキングが上がり、世界挑戦への夢が一歩前進したといえるだろう。もしかしたら、大晦日に2人でダブルタイトルマッチもあるのでは?

本日の試合の模様はフジテレビの18日土曜日深夜に放送される予定。