村田諒太に大差の判定勝ちした現WBA世界ミドル級王者のロブ・ブラント(アメリカ)がハサン・バイサングロフ(ロシア)を相手に11RTKO勝利で初防衛に成功した。試合は、2Rに王者のブラントがバイサングロフからダウンを奪ってからも、主導権を一切渡さず、一方的な内容で進んでいた。11Rには、ダメージが蓄積してきたバイサングロフに対して、リーチの長いロングフックを複数回当て、2度めのダウンを奪った。立ち上がった挑戦者だったが、すぐに追撃を許し、試合は王者ブラントの11RTKO勝ちで幕を閉じた。無敗の挑戦者を圧倒的な内容で返り討ちにしたブラントは大きな自信をつけたに違いない。残念ながら、村田諒太のリベンジマッチはかなり厳しいものになったのでは?