13日、WBOミニマム級王者の山中竜也は2度目の防衛戦で同級3位のフィリピン人のビック・サルダールを相手に判定負けを喫した。6Rまで王者陣営にとってはほぼ完璧な試合展開をしていた山中だったが、7Rに挑戦者の強烈な右ストレートをくらい、ダウンを奪われた。なんとか立ち上がったものの、ダメージは深刻であわやKO負け寸前まで追い詰められた。その後、体力の回復に努めた山中だったが、終盤のバッティングなどもあり、大きな山場を作れずに判定負けとなってしまった。

新王者となったサルダールは田中恒成に負けて以来の世界戦となったが、今回が初戴冠。苦い思い出のある日本で掴んだ勝利である。