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    タグ:比嘉大吾

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     15日のWBC世界フライ級タイトルマッチの前日計量が行われ、王者の比嘉大吾がまさかのウェイトオーバーにより、王座が剥奪された。日本人世界王者としては初めてのウェイトオーバーでの剥奪だ。2時間の猶予を与えられた比嘉だったが、体を動かしても一切汗が出ない状態らしく、再計量をせずにギブアップを申し出た。比嘉が所属する白井具志堅ジムの会長の具志堅用高会長は「重大なことが起こりました。本当に申し訳ありません」と記者たちを前に深々と頭を下げた。なお、15日の試合は当日計量が行われ、55.3kg以下であれば試合が行われる見通しだが、比嘉が再計量をクリアできなければ、試合は行われない。

    もし、試合が行われた場合は、連続KO記録の日本記録更新は可能となるが、仮にKO勝利して記録を更新したとしても、体重超過をしたため、ケチがつく形となり、各方面から異論が噴出する可能性もある。

    才能もあり、真面目な選手だっただけに、こういう形で王座剥奪になり、キャリアに傷が付いてしまったことは非常に残念だ。

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     先の防衛戦で1RKOであっさりと防衛に成功した比嘉大吾の次の防衛戦が早々に決定した。つい、2週間前に沖縄での防衛戦を終えたばかりだが、比嘉にはダメージが無かったためか、村田と拳四朗と同じ興行に組み込まれる形で3度目の防衛戦が決定した。

     気になる対戦相手だが、当初は1位と対戦予定だったようだが、1位のイギリスのアンドリュー・セルビー(リーセルビーの弟)、との調整が付かなかったため、2位のクリストファー・ロサレスが対戦することになった模様。個人的にはモハマド・ワシームと対戦して欲しかったが、昨年の9月以降試合をしていなかったためなのかランキングが4位に下がっており、3位にはライトフライ級から上げてきた田中恒成が食い込む形となった。



     さて、この
    クリストファー・ロサレスだが、昨年5月の試合では1位のアンドリュー・セルビーからダウンも奪っており、攻撃面は油断できない。しかし、ガードの甘さからセルビーのパンチを直撃する場面も多く、結局、判定で敗れている。比嘉との戦いにおいて、このガードの甘さはかなり致命的にも思える。予想はやはり比嘉のKO勝ち。もし、KO防衛に成功すれば、浜田剛史氏の持つ日本の連続KO記録を更新することになるため、比嘉は絶対にKOを狙いに来るはずだ。ただ、狙いすぎてパンチが雑にならない事だけを願う。懸念するところがあるとすればそれくらいではないだろうか?


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