日本時間15日に行われたWBA世界ウェルター級タイトルマッチで挑戦者のマニー・パッキャオが王者のルーカス・マティセに7RTKOで勝利した。ジェフ・ホーンに負けて以来、1年ぶりに実戦のリングでパッキャオのコンディションを不安視する人も多い。マルケスに負け、メイウェザーにも負け、ホーンにも負け。負けが続いていたパッキャオに対して「パッキャオは終わった」「パッキャオは過去の人」多くの人がそう思っていたがに違いない。1Rから王者のマティセを翻弄。スピードと圧倒的な手数でマティセは攻め手を奪われていった。3Rと5Rでダウンを奪ったパッキャオは攻撃の手を緩めず、7Rには左アッパーをマティセのアゴにヒットさせた。これでほぼ戦意喪失状態になったマティセを見て10カウントを取らずにレフェリーが試合を止めた。年齢的にはほぼ40歳のパッキャオが見事返り咲いた。