勧誘行為などが問題となっている宗教団体顕正会がYoutuberのえらてんさんを訴えた。"えらてんさん"は、池袋の書店で、「漫画の話をしよう」と声をかけてきた顕正会の信者についていき、勧誘までに至る一連の会話を録音し、その内容をYoutube上にアップロードした。もちろん、信者の本名や顔は一切公開せず、実質、声だけの公開だったのだが、顕正会はそれに納得がいかなかった様子で、えらてんさんを裁判で訴えることになった。

そもそも、顕正会は恐怖を煽るような勧誘行為が度々行われ、様々なトラブルを起こしていた事実がある。思想信条の自由は最大限尊重されるべきではあるが、勧誘方法に加え、信者たちの宗教的な知識などに疑問を抱いていた"えらてんさん"が注意喚起も含めてYoutube上で顕正会の問題点を指摘していた経緯がある。顕正会側は信者のプライバシーを盾に動画の削除を要求しているのだが、前述の通り、個人が特定されるような状況にまでは至っていない。


過去に事件を起こしている顕正会

裁判のポイントになりそうなもの
  • 最初に接触してきたのは顕正会の関係者。これは動画でも明らか。
  • 漫画の話をきっかけに、顕正会信者だということを伏せて近づいてきた。
  • 顕正会側がえらてんさんがYoutuberだと知った途端に、アップしないように要求
  • えらてんさんは自衛の手段としてやむなしと主張
  • 顕正会の削除リクエストはYoutubeによって棄却されている。
そういった状況で裁判所がどういった決定を下すのか注目していきたい。


恐怖を煽って、勧誘をする女性