WBA世界ミドル級王者の村田諒太が9月か10月頃に予定している二度目の防衛戦の相手に、アメリカ人の同級ランキング3位のロバート・ブラントが浮上している。ブラントは元々一つ上の階級のスーパーミドル級の選手だったが、WBSSのスーパーミドル級の1回戦で敗退したため、ミドル級へ階級を落としてきた。戦績は23勝(16KO)1敗と、KO率は高め。この高いKO率からどうしても、猪突猛進型のブルファイターを想像してしまいがちだが、実際は、速く丁寧な左を駆使して相手を崩して、右のストレートでKOを量産していくタイプ。ワンパターンではあるが、そのワンパターンがかなり強い選手だ。

正直、4月に戦ったエマヌエーレ・ブランダムラよりは手強そうだ。

年内にも、ゴロフキンVSアルバレスとの勝者と戦うのであれば、このブラントに勝利することが大前提となるため、村田にはぜひ快勝してもらいたい。